彼の心境

様の結婚式場ブログより)

俺、結婚一生しない。
一緒に居ればそれで良くない?

これが彼の口癖でした。

彼は男友達。
もうかれこれ10年以上の付き合いで、良き仲間のひとり。

そんな彼から
「あのさ、結婚するって何から始めればいいの?」と質問を受けたのは去年のこと。
食べていたラーメンを思いっきり吹き出しそうになるほど、ビックリしたことを覚えています。

「何?もう一回言ってみて??」

「だからさ、あのさ、結婚って・・・」

「結婚考えてるの?○○が?!」

「そうだよ,考えてるんだよ!真面目に!!」

「昔のあのセリフは?結婚はしないんでしょ?」

「そうなんだよ。本当にしないと思ってたし、結婚の意味が分からなかった。
・・・たださ、彼女とは結婚したいって思ったんだよ。自分でも不思議で。」

彼はテレながらそう言ってくれました。

手をたたいて「良かった!!」と祝福。
友人として最高の報告です!

準備について説明し、「分かった!」と元気に返事をする友人の顔は満面の笑顔。
こちらも幸せな気持ちになりました。

報告を受けてから何ヶ月後、
「結婚式の日取りが決まった!絶対来てくれよな(^^)」と連絡が。

実は、新婦側の結婚式には何度も参列したことがあるのですが
新郎側に出席するのは初めて。
相談にはのっていたけれど、呼んでもらえるなんて思っておらず
呼んでもらえたことが、とても嬉しかったのです。

月日が経ち結婚式3日前。
天気予報によると当日は台風間近となんとも微妙なお天気。
「大荒れの挙式になっちゃうのかな・・・」そんな不安がよぎりました。

そして当日。
朝起きて窓を開けると外は寒く、冷たい風が吹き、今までの暑い陽射しがウソのよう。
受付を頼まれていたので、遅れてはいけないとそそくさと準備をして式場に向かいました。

会場に着くと、受付にはキレイな色彩の似顔絵を中心に、
二人の写真がちりばめられているウエルカムボードが飾られていました。

「ふたりとも幸せそうな笑顔だな!」

ボードを見た友人や親族がそう話しています。とても和やかな空間。

挙式が始まると、いつもは見ない緊張した顔。
披露宴でも、いつものテンションとは違う友人を見て
「がんばれ!」と友人達と少し笑ってしまいましたが
慣れないことに必死に汗をかきながらも、右往左往している彼がとても格好よく見えました。

そんな中ふと外を見ると、なんと青空眩しい晴天!!
これには会場内の全員が驚きました。
彼の頑張りが神様に届いたのでしょうか(^^)

楽しい時間はあっという間にお披楽喜へ。
そこで司会者から一言。

「ご新郎からご新婦へ手紙を用意されているようです」

新郎友人席、全員どよめきました。
「まさか○○が?!」
恥ずかしがり屋の彼が手紙を人前で読むなんて、天変地異なみの出来事です。
胸ポケットから手紙を取り出し、ゆっくり読みあげる彼。
微かながら緊張で手がふるえています。

君と出会ってから、たくさんの経験をした。

僕は君からたくさんのことを教わった。

その中でも、「ご飯はきちんと噛むこと」。

そして「腹八分目」。

きちんと守ります。

ずっとずっと、幸せでいよう。

彼らしい手紙(笑)
会場から笑い混じりの盛大な拍手。

彼女も笑いながら涙を流して「うん、うん」と頷いていました。

結婚ってなんでしょうね。
「結婚をしたい」と思うそのキモチはどこからやってくるのでしょう。
皆さまはどうでしたか?

ほんの何年かで劇的に変わった彼の心境・・・。
今度会うときに聞いてみようかな。

きっとテレながらも答えてくれるはず(^人^)

江田

この記事は氷川会館様の結婚式場ブログで2010年10月14日に投稿されたものです。
カテゴリ: ブライダルスタッフの想い新郎新婦のエピソード

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