- 三榊 康寛さん
- 茶寮一松 婚礼担当
- 国内外のホテルでサービスマンとしての真髄を学び、「ルーデンス立川ウエディングビレッジ」にてブライダルを知る。その経験を活かし、2005年、茶寮一松にて「家婚式」というウエディングスタイルを提唱。
婚礼担当 三榊 康寛さん
家婚式という言葉と浅草は良く似合う
下町情緒が息づく町、浅草。
昔ながらの一軒家が立ち並び、ふわりと漂ってくるお香や人形焼の香ばしい匂いは訪れる人の心をわくわくさせます。
浅草の風物詩であるほおずき市や酉の市、羽子板市などは、昔も今も変わらぬ賑わいを見せ、日本といえば浅草寺の鮮やかな雷門を思い浮かべる外国人も少なくありません。
そのなかを、白無垢の花嫁さんを乗せた人力車が颯爽と駆け抜けていきます。
道行く人からは次々と「おめでとう!」というお祝いの言葉が。
これは、昔ながらの粋な祝言「家婚式(かこんしき)」
みなさんは「家婚式」という言葉をご存知ですか?
かつて、結婚式というのは花嫁の自宅で行われるものでした。
そこへ花婿、そして親族が集まり、夫婦固めの三献の儀を交わす。
花嫁花婿の両家も御神酒を汲み交わし、ひとつの親族としての絆(きずな)を結び合う。
今で言う人前式のルーツが、日本の伝統的な「家婚式」にあったのです。
お神酒の注がれた朱塗りの杯は、初めて手にするはずなのにどこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
参列するゲストの背筋も自然と伸びて、「ああ、日本っていいなあ」と思わずにはいられません。
この「家婚式」が行われているのは浅草の老舗料亭「茶寮一松」
賑やかな大通りを一歩抜けたところに佇み、長い歴史を持った数奇屋造りのお屋敷は、多くの粋な江戸っ子を見守ってきました。
「家婚式」というウエディングスタイルを料亭・茶寮一松によみがえらせた婚礼チームの頭(かしら)である三榊 康寛さんはにこやかな笑顔で語ります。
「家婚式は家族同士の約束の場です。でも堅苦しく考えないで下さい。若いおふたりが、それぞれのご家族やゲストに対して、“これからもどうぞよろしくお願いします。”という気持ちを改めて伝えるところだと思います」
浅草という土地と「家婚式」
それでは、この茶寮一松で行われる「家婚式」というウエディングの魅力を、三榊さんと共に探ってみましょう。
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[インタビュー・構成] 2story取材班